日本外科学会外科専門医制度関連施設



五島市民の健康と安心な生活を支える病院

CT scan

全身の画像検索が可能

造影剤を用いた造影CTで精密検査も可能

当院ではCT検査を行うことができます。頭部においては頭蓋内出血(脳出血、クモ膜下出血、硬膜下血腫、硬膜外血腫、脳挫傷)の緊急診断に威力を発揮します。検査感度はMRIに劣るものの脳梗塞や脳腫瘍などの診断にも利用できます。胸部CTではレントゲンでは発見できないような微細な病変の検出も可能となります。腹部においては幅広い疾患の診断と評価に利用できます。

*造影CTとは・・・・ヨード系造影剤の静脈内注射を行い、直後にCTを撮影する手法です。造影剤を使用しない単純CTでは得られない鮮明な画像が得られるため、病気の評価や精密検査に用いられます。ヨードアレルギーのある方、ビグアナイド系糖尿病薬を内服中の方(休薬が必要)、腎機能障害のある方には禁忌であり行うことができません。軽度腎機能障害のある方には前後に点滴での補液が必要になります。
全身のほてり、血管痛、血管外漏出による腫脹、蕁麻疹などの軽い副作用は比較的多く見られますが、大事に至ることはあまりありません。稀に造影剤腎症による急性腎不全、重篤なショックや意識障害などの副作用が起こることがあるため、いつでも医師が迅速に対応できる様に準備をしております。

血液検査

血球数、肝機能、腎機能などを1時間足らずで計測

当院で測定できない項目は外部検査機関に検体を送っています

病気の診断や治療効果の評価などには今や血液検査は必須といっても過言ではありません。
毎日、大勢の人々のために必要なデータを測定しています。

エコー・心電図

生体情報が無侵襲に得られます

エコーとは超音波を用いて画像化する検査です。
心電図は心臓の電気信号を可視化する検査です。

エコーはCTやレントゲン検査と異なり、超音波を利用した画像であるため医療放射線被爆が全くありません。また動的検査でもあるため、心臓や腸管などの動く臓器の機能評価が可能です。エコーは液体成分に対しては画像化能力が高いのですが、空気やガスなどの気体成分はほとんど画像化できません。よってエコー検査の対象となる部位・状況はおのずと限られてきます。肺はエコーでは見えませんが、胸水貯留などの病的状態の診断は可能です。腸管もガスが存在するためほぼ見えないといってもいい臓器ですが、一部の腸閉塞や腹水貯留などの状況によっては情報が得られることがあります。エコーは特に肝臓・胆嚢・腎臓・膀胱・前立腺において非常に有用な情報を与えてくれます。特に肝臓・胆嚢においてはCTを凌駕する情報を与えてくれることがあります。

心電図では不整脈の診断、心筋症や冠動脈疾患の診断の補助として用いられます。当院では突発的な不整脈の診断のために24時間装着するタイプのHolter(ホルター)心電図を備えています。また労作性狭心症などの診断に有用な運動負荷心電図も施行可能です。マラソンブームなどに代表されるように、様々なスポーツで健康志向の高まりが年齢層の高齢化を推し進めています。冠動脈疾患(心筋梗塞など)のリスクの高い中年以降の方、動脈硬化性疾患のリスクとなる糖尿病や高血圧などの持病のある方は、運動を始められる前に医師に一度相談が望ましいと考えられます。楽しく安心して運動で健康を維持するためにも、事前に病院でチェックを受けることをお勧めします。

レントゲン透視検査

検査、治療と幅広く活躍

動的検査が可能

嚥下機能、食道機能の動的評価が可能です。消化管狭窄や食道・胃・大腸の腫瘍や潰瘍などの存在診断に利用できます。イレウスチューブ挿入や中心静脈ポート挿入術といった治療行為の補助として使用できます。膿瘍穿刺ドレナージなどの治療にも利用できます。